📌 令和8年(2026年)6月1日施行の最新点数に対応。薬剤調製料の基本点数(変更なし)と、2026年改定での変更点(無菌製剤処理加算の対象拡大・夜間休日調剤の選定療養化)を表で整理した完全解説です。
薬剤調製料とは
薬剤調製料は、処方箋に基づいて薬を調製する行為(計数・計量調剤)そのものを評価する調剤技術料です。剤形ごとに点数が定められており、2026年改定でも基本点数は据え置きでした。変更は加算まわりに集中しています。
【基本】点数一覧(2024年から変更なし)
| 剤形 | 点数 | 備考 |
|---|---|---|
| 内服薬 | 24点(1剤につき) | 3剤分まで算定可 |
| 屯服薬 | 21点 | 剤数によらず |
| 外用薬 | 10点(1調剤につき) | 3調剤分まで算定可 |
| 内服用滴剤 | 10点 | 剤数によらず |
| 注射薬 | 26点 | 剤数によらず |
| 湯薬 | 190点〜 | 投与日数による |
主な加算一覧と2026年改定での変化
| 加算 | 点数 | 2026年改定での変化 |
|---|---|---|
| 麻薬加算 | 70点 | 変更なし |
| 向精神薬・覚醒剤原料・毒薬加算 | 8点 | 変更なし |
| 自家製剤加算 | 20点〜(剤形・投与日数による) | 変更なし |
| 計量混合調剤加算 | 液剤35点/散剤・顆粒剤45点/軟・硬膏剤80点 | 変更なし |
| 夜間・休日等加算 | 40点 | 変更なし(下記の選定療養化に注意) |
| 時間外・休日・深夜加算 | 基礎額に応じて加算 | 変更なし |
| 無菌製剤処理加算 | 中心静脈栄養法用輸液69点/抗悪性腫瘍剤79点/麻薬69点(1日につき) | 🆕小児の増点対象を6歳未満→15歳未満に拡大 |
変更点①|無菌製剤処理加算の対象拡大
| 項目 | 2024年(R6) | 2026年(R8) |
|---|---|---|
| 増点対象となる小児 | 6歳未満の乳幼児 | 15歳未満の小児 |
| 増点後の点数 | 中心静脈栄養137点/抗悪性腫瘍剤147点/麻薬137点 | 同左(対象年齢のみ拡大) |
小児在宅医療の広がりを踏まえた見直しです。無菌調剤室やクリーンベンチを持つ薬局(共同利用を含む)にとっては、小児在宅の受け入れがより評価されるようになりました。無菌製剤処理加算の算定実績は在宅薬学総合体制加算2の要件のひとつでもあります(詳細は「在宅患者訪問薬剤管理指導料の完全解説」)。
変更点②|夜間・休日調剤の選定療養化
2026年改定で、夜間・休日における調剤に選定療養の仕組みが導入されました。緊急性が高くないにもかかわらず夜間・休日の調剤を希望する場合に、患者の追加負担を求められる仕組みです。制度の詳細な運用は厚生労働省の通知・事務連絡で順次示されるため、算定実務では最新の通知を確認してください。
まとめ|薬剤調製料の改定ポイント
- 基本点数(内服24点・屯服21点・外用10点・注射26点など)はすべて据え置き
- 無菌製剤処理加算の小児増点対象が6歳未満→15歳未満に拡大
- 夜間・休日調剤に選定療養の仕組みが導入
- 変更の中心は「対物」ではなく「対人」側(調剤管理料・服薬管理指導料)にあり、対物業務の評価は横ばい傾向が続く
対人業務側の変更は「調剤管理料の完全解説」「服薬管理指導料の完全解説」をご覧ください。
出典:厚生労働省「令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】」(令和8年7月1日版)
▶ 調剤報酬 全体マップ(2024年vs2026年比較)に戻る/調剤基本料の完全解説
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