📌 令和8年(2026年)6月1日施行の最新点数に対応。外来服薬支援料・服用薬剤調整支援料・服薬情報等提供料など「その他の薬学管理料」を、2026年改定での変更点(服用薬剤調整支援料2の1,000点再編など)とあわせて表で整理した完全解説です。
この記事で扱う項目
調剤管理料・服薬管理指導料・在宅患者訪問薬剤管理指導料以外の薬学管理料をまとめて解説します。残薬対策・ポリファーマシー対策・医療機関との連携を評価する項目が中心です。
【2024年→2026年】点数一覧
| 項目 | 点数(2026年6月〜) | 2026年改定での変化 |
|---|---|---|
| 外来服薬支援料1 | 185点(月1回) | 変更なし |
| 外来服薬支援料2(一包化) | 34点×投与日数7日ごと(42日分以下)/43日分以上は一律240点 | 変更なし |
| 服用薬剤調整支援料1 | 125点 | 変更なし |
| 服用薬剤調整支援料2 | 1,000点(6月に1回・かかりつけ薬剤師1人につき月4回まで) | 🆕大幅再編(適用は2027年6月1日から・下記参照) |
| 服薬情報等提供料1 | 30点(月1回) | 変更なし |
| 服薬情報等提供料2 | 20点(月1回) | 変更なし |
| 服薬情報等提供料3 | 50点(3月に1回) | 変更なし |
| 経管投薬支援料 | 100点(初回のみ) | 変更なし |
| 在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料 | 50点/30点 | 🆕点数体系を再編(旧40点/20点) |
| 退院時共同指導料 | 600点 | 変更なし |
服用薬剤調整支援料2|110点/90点→1,000点へ大幅再編
今回の改定で最も大きく変わった項目のひとつです。従来の「重複投薬の解消提案」への評価から、かかりつけ薬剤師によるポリファーマシー(多剤服用)患者への包括的な介入(服用薬剤総合評価)を評価する項目へと再編されました。
| 項目 | 2024年(R6) | 改定後 |
|---|---|---|
| 点数 | イ 110点/ロ 90点 | 1,000点 |
| 算定間隔 | 3月に1回 | 6月に1回 |
| 実施者 | 保険薬剤師 | かかりつけ薬剤師(必要な研修を修了した者に限る) |
| 上限 | ― | かかりつけ薬剤師1人につき月4回まで |
| 対象 | 複数医療機関から内服薬6種類以上 | 同左 |
| 適用日 | ― | 2027年(令和9年)6月1日から |
⚠️ 2026年6月1日〜2027年5月31日の間、服用薬剤調整支援料2は算定できません(旧基準の110点/90点での算定も不可)。新体系の適用開始が2027年6月1日のためです。服用薬剤調整支援料1(125点)はこの間も引き続き算定できます。
算定には、薬物治療に関する情報聴取・検査値等の収集・有害事象の評価・薬剤関連問題の特定・調整後の観察計画立案といった服用薬剤総合評価(薬剤レビュー)の一連の実施が求められます。1,000点という高い評価に見合う、専門性の高い業務です。
外来服薬支援料|残薬対策・一包化の評価
| 区分 | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 外来服薬支援料1(185点) | 処方箋によらず、患者が持参した服用中の薬剤を整理・服薬管理を支援 | 算定実績が地域支援・医薬品供給対応体制加算の要件(年1回以上/12回以上)に |
| 外来服薬支援料2(34点〜240点) | 医師の指示等に基づく一包化と服薬支援 | 点数計算は投与日数7日ごとに34点(43日分以上は240点) |
服薬情報等提供料|医療機関へのフィードバック
| 区分 | 点数 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | 30点(月1回) | 医療機関の求めに応じて服薬情報等を文書で提供 |
| 2 | 20点(月1回) | 薬剤師が必要性を認めて医療機関・患者等へ情報提供 |
| 3 | 50点(3月に1回) | 入院予定患者の持参薬情報等を医療機関に文書で提供 |
服薬情報等提供料に相当する実績は、地域支援・医薬品供給対応体制加算の実績要件(処方箋1万枚あたり年30回以上/60回以上)にも組み込まれています。
まとめ|その他薬学管理料の改定ポイント
- 服用薬剤調整支援料2は1,000点へ大幅再編。ただし適用は2027年6月1日からで、それまでは算定不可
- 実施できるのは研修を修了したかかりつけ薬剤師のみ=かかりつけ+研修修了者の市場価値が上がる
- 在宅患者重複投薬・相互作用等防止管理料は50点/30点体系に再編
- 外来服薬支援料・服薬情報等提供料は変更なしだが、地域支援・医薬品供給対応体制加算の実績要件として重要度が増加
出典:厚生労働省「令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】」(令和8年7月1日版)
▶ 調剤報酬 全体マップ(2024年vs2026年比較)に戻る/調剤基本料の完全解説
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