薬剤師向け

薬剤師の働き方を知ろう! 派遣薬剤師について

くま先生
くま先生
派遣薬剤師についてどれくらい知っているでしょうか?調べてみると薬剤師キャリアの働き方の幅が増えることがわかりました!知っておくだけでも価値があると思うので現在薬剤師の先生や薬学生も参考にしていたただけたら幸いです。

派遣薬剤師とは

派遣会社との雇用契約を結ぶ!

 

派遣薬剤師の働く流れを図で表すとこのような感じになるでしょうか。

①まず派遣を希望する薬剤師は「薬キャリ」「ファルマスタッフ」などの派遣会社に登録します。
②派遣会社とのコンタクト(電話など)で自分の希望の仕事を相談して探します。雇用契約は派遣会社と行います。
③契約した期間や給料・労働条件で派遣先で仕事をします。
④給与や福利厚生は派遣会社から支払われます。派遣先の薬局ヤドラッグストアは派遣会社に一定のマージン料(手数料のようなもの)を支払います。

直接病院や調剤薬局やドラッグストアに就職するのではなく、派遣会社と契約して薬剤師を派遣してほしい調剤薬局やドラッグストア、病院で一定期間だけ仕事をする働き方です(主に調剤薬局)。

募集する側の薬局などは地方などもともと人手が足りない、離職で人手が不足しているなど様々な理由で派遣を募集しているので働く期間や勤務時間は様々です。

人手不足の地域などでは派遣先の薬局などが住居の手配もしてくれることがあります。引っ越しが伴いますが高時給なことが多いようです。
週3日など勤務日数が決まった派遣もあるので毎日は働けないけど少しは働きたいというママさん薬剤師や別の仕事と両立する副業薬剤師なども派遣薬剤師に向いていそうです。

くま先生
くま先生
派遣薬剤師といっても高時給が目的なのか、仕事以外の時間との両立が目的なのかだけでも大きく違いがありますね!

31日~3年の期間の制限がある

「労働者派遣法」によると派遣の期間には最短31日最長3年の制限があります。

3年継続して勤務することは多いことではないですが、3年経過すると契約終了となるか正社員として直接派遣先と契約を結び直すことになると思います。

とはいっても多くは薬剤師が不足していて、次の正社員やパート薬剤師が決まるまでの期間の補填で派遣を募集している場合なので、数カ月の契約が多いでしょう。

派遣薬剤師のメリット・デメリット

メリット

・正社員に比べて時給が高いことが多い!

・短期で働けるので次の仕事に就くまでのつなぎや、子育てとの両立に役立つ!

・職場環境や仕事内容が新鮮なのでスキルアップにつながる!

デメリット

・長期で働きたい場合は不向き
同じ職場で長く働きたい場合は正社員かパートが向いてます。

・毎回必ずしも希望の条件の求人があるとは限らない。

・派遣のままでは管理薬剤師にはなれない。

派遣会社はどんなのがある?

①薬キャリ

・「薬キャリエージェント」の運営会社:エムスリーキャリア株式会社

・全国的に求人数が多い。

・最短即日・最短10件の求人を紹介してくれる。

・求人理由や面接日程調節、希望の条件など幅広くコンサルタントが対応してくれる。

②ファルメイト

・株式会社ファル・メイト

・関西・関東エリアであれば時給2800円+交通費全額支給を最低保証してくれる(関東・関西がメイン)。

・1日だけの単発でも薬剤師賠償責任保険をつけてくれる。

・「エキスパート薬剤師制度」というファルメイトの正社員又は契約社員として派遣先で働く制度がある(大手調剤薬局の管理薬剤師並みの高待遇)。

③ファルマスタッフ

・株式会社メディカルリソース(日本調剤のグループ会社)

・研修が充実(スキルアップ講座、ファーマシーセミナー、DI室)

・東京薬業健康保険組合に加入しているため福利厚生が充実している(薬剤師賠償責任保険、産休・育休、有給、保養所、雇用保険、労災保険)。

・全国12拠点があるのでコンサルタントとのコンタクトがとりやすい

④薬剤師転職ドットコム

・株式会社メディウェル(アインホールディングスのグループ会社)

・キャリアアップ支援が充実している(メディカルナレッジ受講料全額会社負担、薬剤師会主催の研修費用支給、保険調剤テキストの配布など)。

・東京化粧品健康保険組合に加入しているため福利厚生が充実している(薬剤師賠償責任保険、産休・育休、有給、保養所、雇用保険、労災保険)。

まとめ

・派遣薬剤師は派遣会社との雇用契約を結ぶ

・高時給で派遣会社の福利厚生もついている

・期間や働き方を選べるのでライフプランに合わせて働ける

くま先生
くま先生
結局は目的を明確にしましょう。派遣薬剤師をうまく活用することで薬剤師のキャリアアップやライフプランにあった働き方、必要な収益を得ることができます。