薬剤師向け

フェノール・亜鉛化リニメント(カチリ)の使い方について

小児にたまにでるフェノール・亜鉛化リニメント(カチリ)

処方頻度が高いお薬ではないので突然遭遇すると驚くので振り返りを

フェノール・亜鉛化リニメント(カチリ)の基本情報

・効能効果:皮膚そう痒症、汗疹、じん麻疹、小児ストロフルス、虫さされ

・室温保存

・独特な臭いがするため

・水痘など感染性の皮膚疾患でとびひを防ぐ目的で幹部の感想を促すために使われます。水分を含む幹部に塗布することで白い皮膜を形成して皮膚を保護します。

・フェノールの防腐、消毒、鎮痒作用と酸化亜鉛の収れん作用でさらなる悪化を防ぎます。

・び爛・潰瘍・結痂・損傷皮膚および粘膜には禁忌になっています。

・経日的に分離や粘度の変化が起きるため軟膏つぼに移す時や調剤時はよくかき混ぜる。

・白色で独特な臭いがある。

説明のポイント

・軽い炎症やかゆみを抑えて患部を保護する塗り薬です。

・塗るときは綿棒などで患部に厚めに乗せてください。水分を蒸発させて白く膜を作って皮膚を保護するので白いままで大丈夫です。

・水疱瘡の場合は一つ一つのプツプツに塗っていきましょう。

・掻いてしまうと感染が広がる可能性があるのでかゆくても我慢して、手で触った時はすぐに洗って清潔にしましょう。

・びらんや潰瘍面・傷口・粘膜には使えないのでそういう部位は塗るのは避けましょう。

・塗ってみてかえって、赤みやカユミがひどくなるようでしたら、早めに受診してください。