【令和8年】服薬管理指導料の完全解説|かかりつけ統合後の点数・新旧比較・加算

服薬管理指導料の完全解説かかりつけ統合後の点数

📌 令和8年(2026年)6月1日施行の最新点数に対応。かかりつけ薬剤師指導料の統合後の服薬管理指導料について、点数体系・新設加算(フォローアップ加算50点・訪問加算230点)・既存加算を、2024年との比較表で整理した完全解説です。

目次

服薬管理指導料とは

服薬管理指導料は、患者への服薬指導・薬歴に基づく情報提供・お薬手帳への記載などを評価する、薬学管理料の中心的な項目です。処方箋受付1回につき算定します。

2026年改定の最大の変更は、かかりつけ薬剤師指導料(76点)・かかりつけ薬剤師包括管理料(291点)の廃止・統合です。「かかりつけの届出」ではなく「実際に行った指導・フォローの実績」を加算で評価する体系に変わりました。

【2024年→2026年】点数一覧

区分対象2026年(R8)点数
1(イ:かかりつけ薬剤師/ロ:それ以外)原則3ヶ月以内に再度処方箋を持参し、手帳を提示した患者45点(イ・ロ同点数)
2(イ:かかりつけ薬剤師/ロ:それ以外)1以外の患者(3ヶ月超の来局・手帳なし)59点(イ・ロ同点数)
3介護老人福祉施設等の入居者への訪問服薬指導45点
4のイ(オンライン)情報通信機器を用いた服薬指導(3ヶ月以内+手帳提示、または施設入居者)45点
4のロ・ハ・ニ(オンライン)在宅で通院困難な患者(ロ)/急変時(ハ)/それ以外(ニ)59点

※「イ(かかりつけ薬剤師が行った場合)」の区分が新設されましたが、点数はロと同じです。イの算定実績が、下記の新設加算や地域支援・医薬品供給対応体制加算の実績要件につながります。在宅患者オンライン薬剤管理指導料(59点)・在宅患者緊急オンライン薬剤管理指導料(59点)は廃止され、4のロ・ハに統合されました。

新旧比較|かかりつけ薬剤師指導料はどうなったか

項目2024年(R6)2026年(R8)変化
かかりつけ薬剤師指導料76点廃止(服薬管理指導料に統合)🚫▲31点相当
かかりつけ薬剤師包括管理料291点廃止🚫廃止
かかりつけ薬剤師フォローアップ加算50点(3月に1回)🆕新設
かかりつけ薬剤師訪問加算230点(6月に1回)🆕新設

かかりつけ薬剤師フォローアップ加算(50点・3月に1回)

直近6ヶ月に外来服薬支援料1・服用薬剤調整支援料1/2・調剤時残薬調整加算・薬学的有害事象等防止加算のいずれかを算定した患者に対し、かかりつけ薬剤師が電話等で服薬状況・残薬状況の継続的な確認と指導を行っていた場合に算定します。

かかりつけ薬剤師訪問加算(230点・6月に1回)

患者・家族等の求めに応じて患家を訪問し、服用薬の服薬管理・残薬確認等を行い、結果を医療機関に情報提供した場合に算定します。

主な加算一覧(2026年6月〜)

加算点数2026年改定での変化
麻薬管理指導加算22点変更なし
乳幼児服薬指導加算12点変更なし
小児特定加算350点変更なし
吸入薬指導加算30点(3月に1回)🆕対象にインフルエンザの吸入薬を追加
特定薬剤管理指導料1イ 10点/ロ 5点変更なし
特定薬剤管理指導料2100点変更なし
特定薬剤管理指導料3イ 5点/ロ 10点🆕ロの対象にバイオ後続品の説明を追加

かかりつけ薬剤師の要件(施設基準)

要件内容(2026年6月〜)
勤務経験保険薬剤師として3年以上の薬局勤務経験(🆕医療機関の薬剤師勤務経験を1年を上限に算入可)
勤務時間当該薬局に週31時間以上勤務(🆕育児・介護等の時短勤務者は週24時間以上かつ週4日以上)
在籍期間当該薬局に継続して6ヶ月以上在籍
研修認定薬剤師認定制度認証機構が認証する研修認定等の取得
地域活動医療に関わる地域活動への参画

かかりつけ薬剤師になった場合の給料への影響は「かかりつけ薬剤師になると給料は上がる?2026年改定後の実態」で詳しく解説しています。

まとめ|服薬管理指導料の改定ポイント

  • かかりつけ薬剤師指導料(76点)・包括管理料(291点)は廃止され、服薬管理指導料に統合(手帳あり3ヶ月以内=45点、それ以外=59点)
  • かかりつけでも点数は同じ。代わりにフォローアップ加算(50点)・訪問加算(230点)で「実際の関与」を評価
  • オンライン服薬指導は服薬管理指導料4に一本化
  • 吸入薬指導加算にインフルエンザ、特定薬剤管理指導料3ロにバイオ後続品説明を追加
  • かかりつけ薬剤師の要件は時短勤務者・病院経験者に配慮した緩和あり

出典:厚生労働省「令和8年度診療報酬改定の概要【調剤】」(令和8年7月1日版)

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この記事を書いた人

現役調剤薬局薬剤師。収益構造と調剤報酬データをもとに、薬剤師の年収・転職判断を解説しています。

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